■SSL/TLS総合解説サイト 現状、この常時SSL化は個人のサイトでも必要な設定という認識が定着してきました。特にお客さまの個人情報を扱う可能性のあるアフィリエイトや商品販売に携わるブログではサイトのURLに鍵マークの無い時点で離脱されるかも知れません。 (最近ではブラウザによってはあからさまに「このサイトは危険です」等の表示がされることもあります) SSL化の設定はブログ作りの最初にしておくと楽チンです、埋め込んでしまった画像や他リンクの修正等の面倒な作業が無しまたは最小限ですみます。 SSL化の設定は次の3段階です ■レンタルサーバーでの設定 ■WordPressの設定 ■利用するテーマでの設定 上から順番に実施しましょう。 完了は作成したブログの全てのページのURLの先頭に鍵マークがつく事です! 尚、CocoonのSSL化については以下の公式サイトも参照ください。 ↓↓↓↓↓↓↓ ■Cocoonのサイト「httpページを簡単https化(SSL対応)する方法」を参照
目次
レンタルサーバー(エックスサーバー)での設定
エックスサーバのサーバー画面へログインする
SSL設定は、エックスサーバーの「サーバーパネル」で設定します。 エックスサーバーのTopページから、[ログイン] ≫ [サーバーパネル]をクリックします。 *または直接 サーバーパネルログイン へアクセスします。

エックスサーバー契約時の完了メールに記載されていた、サーバーIDとサーバーパスワードです。
*インフォパネルへのログイン情報とは別のID&パスワードです。
サーバーパネルが開きます。
サーバーパネルのドメイン欄で [SSL設定] をクリックします。










ブラウザで表示確認
設定後1時間を経過したら、ブラウザで「https://*****.###」(自身のブログのURLを入力)での表示を確認します。
WordPressでの設定
Worepressでの設定は、上記のサーバー設定が完了していることを確認後実施します。WordPressの「設定」>「一般設定」画面
左メニューから [設定]>>[一般設定] をクリックします。


テーマの設定(Cocoon)
Cocoonの設定画面での設定です。 ダッシュボートのサイドバーで [Cocoon設定] をクリックします。


リダイレクト処理
リダイレクトとは簡単にいうと「転送」することです。郵便物を古い住所から新しい住所に転送する手続きを思い浮かべてみてください。引っ越しをして旧住所にはもう住んでいない、でも引っ越ししたこと(新しい住所)を知らない人は古い住所宛てに手紙を届ける。当然その住所に宛先人はいない、この場合は宛先不明でエラーになってしまいますよね。これをしないために郵便局へ「転送依頼」をしておきます。すると、最寄りの郵便局に届いた手紙は「転送依頼に記載された新しい住所へ」届けられる。 この仕組みをインターネット上でも行っています。ホームページやブログのドメインを変更したり、契約のサーバーを変えたり、つまりお引っ越ししてホームページ(やブログ)のアドレスが変わってしまった。古いアドレスしか知らない人がアドレスを入力した時にあらかじめ登録している新しいアドレスに転送してくれるという機能です。SSL後のリダイレクト設定とは
SSL設定後リダイレクト設定が必要なわけは、お引っ越しはしていませんが(同じ場所にいるので)アドレスが「http://***」から「https://***」に変わったので、リダイレクトが必要なのです。 つまりアドレスバーに「http://applired.net」と入力した時に「https://applired.net」が表示されるようにするための設定です。 また、リダイレクトさせておくことによって、httpで獲得している検索エンジンの評価も、httpsアドレスに引き継がせることができます。 今回は新規でブログを作っているため、旧アドレスのフォローは不要ですが、http://で入力をした人のためにhttps://へ転送するためのリダイレクト処理はしておきましょう。.htaccessにリダイレクト用のコードを追記する
このあらかじめ設定した新しい住所(アドレス)へ転送するという仕事をしてくれるのが「.htaccess」というファイルです。 ではこの「.htaccess」ファイルに転送情報を書き込む方法を説明します。 エックスサーバーのサーバーパネルを利用して「.htaccess」ファイルの内容を書き換える方法をご紹介します。エックスサーバーのサーバーパネルで変更する
初心者の方でエックスサーバーを利用している人はエックスサーバーのサーバーパネルを利用する方法をおすすめします。FTPソフトも不要で、簡単に行えます。 まず、エックスサーバーのサーバーパネルにログインします。 *ログイン方法は上記(サーバー設定)の箇所を参照ください。




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<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
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転送の確認
ブラウザのアドレスバーに「http://***」のアドレスを入力し enter(Macはreturn)します。

内部リンクの書き換え
既存のブログを「http→https」に書き換える場合、1記事でも投稿した後にSSL化を実施する場合は作成済みの記事内にある内部リンク(画像や他の場所へのリンク設定)の修正が必要です。 数が少ない場合は手動でも可能ですが、記事数が多くなると大変です、そこでSSL化のための内部リンクを一括修正してくれるブラグイン(拡張機能)を使用して書き換えを行います。Search Regexのインストール
SSL化のための内部リンクを一括修正してくれるブラグイン(拡張機能)「Search Regex」をインストールします。 WordPressのダッシュボード、左メニュー [プラグイン]>>[新規追加] をクリックします。


Search Regexで一括置換
有効化が完了すると、ツールの中に「Search Regex」が表示されます。 [ツール]>>[Search Regex] をクリックします。

- Source:Post content(デフォルトのまま)
- Limit to:No limit(デフォルトのまま)
- Order By:Ascending(デフォルトのまま)
- ①Search pattern:http://applired.net(SSL化する前のあなたのURL)
- ②Replace pattern:https://applired.net(SSL化後のあなたのURL)
- Regex:選択不要(チェックをいれない)



- 置換前のURLは間違っていないか?
- 置換後のURLは間違っていないか?
- 置換後のURLはアドレスの形になっているか?


固定ページとサイドバーのリンクの書き換え
上記の「Search Regex」が置き換えてくれるのは、投稿記事内のリンクのみです。固定ページとサイドバーのリンク設定は置きかわりません、これは一括返還できないので、手動で一つづつ変更します。さらにこんなところも(CocoonのAMPロゴ)
Cocoonをご利用の方はさらにこんなところも、Cocoonで「i」マークが消えない場合は、以下の記事を参考にしてみてください。 この記事にリンクを貼ってくださった方の記事で発見!!、Cocoon設定の「AMP」タブの「no-amp-logo.png」ファイルが原因だったとのことです、見つけにくい原因になるのではと追記しました。 詳細は以下の記事で確認ください。 ↓↓↓↓↓↓↓ ■WordPress 初心者がCocoonを使いSSL化する時の注意点 https://x-polarstar.com/2020/03/14/digital-20200313/#toc3アドレスバーの確認
ページを表示した時にアドレスバーの表示が以下のようになっている場合、SSL化が不完全な状態です。ページの中に「http://***」のアドレスへのリンクが存在しています。 *表示状態はブラウザによって異なります
