Cocoonを使ってワンカラムのLP(ランディングページ)を作成する方法を初心者向けに紹介しています。 LP(エルピー)とはLanding page(ランディングページ)の略で、主には商品紹介のセールスページ等にみられる細長い1枚のWebページの総称です。大きく分類するとセールスページ(自分のコンテンツ=販売する商品を紹介するページ)とレビューページ(アフィリエイトなどで他人のコンテンツを紹介するページ)があります。(*細かくいうともっといろいろな定義がありますがまずはざっくり、詳細はググってください(^▽^)) LPを作成する場合、一般的には「Colorful(カラフル)」や「ペライチ」といった有料のテーマやサービスを利用することが多いです。用意されているパーツが豊富で、とても簡単な操作で見栄えのよいLPが作成できるのでお勧めです。でもこれらを使用すると「みんな同じようなLPになってしまう」「ちょっと自分のサイトにはデザイン的にしっくりこない(^^)」等で二の足を踏んでいたり、また有料なのは、、、と躊躇している方のために、無料テーマのCocoonを使ってオリジナルなLPを作成する方法をご紹介します。 ちょっと、専門的なCSS(コード)記述もありますが、コピーして貼り付けるだけで設定できるように案内していますので、是非トライしてみてください。 ではでは、始めましょう。
目次
Cocoonで固定ページを作る
まず、今回ご紹介する方法はCocoonの固定ページを使用します。 固定ページにそのページ独自のCSSを設定をして、そのページだけヘッダーやサイドバーを非表示にしたり、見出しを独自のデザインにしたりできます。同じブログの他の固定ページや投稿ページには影響がありません。 つまり、あたかも別のブログを作って別のテーマを使っているような感覚で、運営しているブログ内でオリジナルなLPが作成できます。 さらに、固定ページごとにCSS設定ができるので、LPごとにレイアウトやパーツのデザインを変えることもできます。 まずは基本の1パターンを作ってみて、ものにしたらバリエーションを広げて色々挑戦してみてください(^^)。 作成Go! です。固定ページの新規作成
まず、新規で固定ページを作成します。 WordPressのダッシュボードで、[固定ページ]≫[新規追加]をクリックします。

プレビューで確認
この時点でプレビューで確認してみます。 画面右上の[プレビュー]をクリックし、表示されたメニューで[新しいタブでプレビュー]をクリックします。 *上部はパソコンで操作している場合はデスクトップにチェックが入っていればOKです。

LPの原則=関係ない情報は見せない、他のページに移動させない。
*なのでLPの内容以外は目に触れさせないことが大事です。
そのために
・ヘッダーやサイドバーの非表示
・その他リンクボタンやリンクを非表示(リンクは申し込みボタンのみ)
以下の作業ではひとつひとつのパーツを消していく作業をご案内していますが
初心者の方にお勧めの一発で全てのパーツを消す方法もあります。
以下を飛ばしてこちらに進んでください
↓↓↓↓↓↓↓
2.1 一発で全てを消す方法
https://applired.net/cocoon-lp01/#toc_id_2
固定ページのサイドバーを非表示にしてワンカラムにする
まず、サイドバーを消します。稀にサイドバー付きのLPもありますが、基本ワンカラム(左右ともサイドバーがなく、ひとつの枠で構成される状態)です。 *特に今回は既存のサイト(自分が運営しているブログ)を利用するので、そのサイトのサイドバーの情報が表示されるのはお勧めしません。 固定ページの編集画面の右サイドバーで、[固定ページ]が選ばれていることを確認します。




固定ページから不要な表示を消す
次に、ヘッダー、タイトル、日付、さらに、メニュー、SNSのボタン、投稿者名を消します。 これらの表示を消すためには、cssの修正が必要です。 *設定はこのページのみにおこなうので、このページ専用に働くcss欄で設定をします。 消す項目は以下です。
ヘッダー画像
タイトル
日付表示
メニューバー
SNSのボタン
投稿者名
ヘッダー、タイトル、日付の非表示
まず、「ヘッダー」、「タイトル」、「日付」を消します。 以下のCSSの設定をコピーして、記事下のカスタムcss欄に貼り付けます。 *ここではCSSの解説は割愛します。これを全てコピー ↓↓↓↓↓↓↓↓
/*———————————
固定ページのヘッダーを非表示にする
——————————–*/
#header{
display:none;
}
/*———————————
固定ページのタイトルを非表示にする
——————————–*/
h1.entry-title{
display:none;
}
/*———————————
固定ページの日付を非表示にする
——————————–*/
.post-1078 .date-tags {
display: none;
}
*上記の赤字の数字は、以下を参照にご自身の設定ページのコード番号に置き換えてください。
日付の非表示を有効にするには、該当するページの「.post-1078」番号を入れる必要があります。
[.post-1078 ]の調べ方
固定ページ一覧で、該当の記事の件名にマウスを当てると、画面下にページのURL情報が表示されます。[.post=*** ]の部分が該当のコード(数字)です。
上記のコードを張り付ける場所は以下です。
固定ページの編集画面の下に、「カスタムcss」と表記された欄があります。「▼」をクリックして「▲」状態にします。
表示された枠の中に、コピーした内容を張り付けます。



メニューバー、カテゴリーメニュー、投稿者の非表示
メニューと、投稿者は上記と同じようにCSSで消します。これをコピー ↓↓↓↓↓↓↓↓
/*———————————
メニューバーを非表示にする
——————————–*/
#navi{
display:none;
}
/*———————————
投稿者の表示を非表示にする
——————————–*/
.article-footer{
display: none;
}
*今回サンプルにしているブログでは、カテゴリーを表示させるためのボタンを設置しているのでこれも消します。
(通常は設置していないと思うので必要ありません。上部の2個のみコピーして貼り付けてください)
/*———————————
3つのカテゴリーメニューを非表示にする
(設定ない場合は不要)
——————————–*/
.twice-notice{
display: none;
}
「カスタムcss」の欄の続きに貼り付けます。

SNSボタンの非表示
SNSボタンの非表示もCSSで可能ですが、今回は全ての固定ページで表示させないように設定するので、Cocoon設定を使います。 WordPressのダッシュボードで、[Cocoon設定]≫[Cocoon設定]とクリックします。







1発で全てを消す方法
ここまで、段階的にひとつづつのパーツを消す方法をご紹介してきましたが、実は一発で全てを消す画期的な方法があります。初心者の方にはお勧めです。また、スキンなどの影響で上記の操作をしてうまくいかない場合は有効です(^^)。ページ設定
まず、新規で固定ページを作ったら、以下の設定をします。 画面下のページ設定の欄で [本文のみ(広い)]をクリックします。



タイトルの非表示
「タイトル」を消します。 以下のCSSの設定をコピーして、記事下のカスタムcss欄に貼り付けます。 *ここではCSSの解説は割愛します。これを全てコピー ↓↓↓↓↓↓↓↓
/*———————————
固定ページのタイトルを非表示にする
——————————–*/
h1.entry-title{
display:none;
}
上記のコードを張り付ける場所は以下です。
固定ページの編集画面の下に、「カスタムcss」と表記された欄があります。「▼」をクリックして「▲」状態にします。
表示された枠の中に、コピーした内容を張り付けます。


これを全てコピー ↓↓↓↓↓↓↓↓
/*--------------------------------- 固定ページのヘッダーを非表示にする --------------------------------*/ header.article-header.entry-header{ display:none; }
追加の作業(必要な場合に削除する)
アイキャッチ画像を削除
アイキャッチ画像を設定すると、Cocoonの場合記事上部に出現します。つまりヘッダー画像の上に表示されます。対処方法は以下に2択 ●アイキャッチを設定しない(^^) *一番無難な方法です、必要ないなら設定しなければ表示されません。 ●アイキャッチを設定して非表示にする どうしても記事一覧等で表示させたい場合は以下のCSSで非表示にします。これをコピー ↓↓↓↓↓↓↓↓
/*———————————
アイキャチで設定した画像を非表示にする
——————————–*/
.eye-catch-wrap {
display: none;
}
貼る場所の説明は省略しますが、「カスタムcss」の欄の続きに貼り付けます。
ヘッダー画像の上にある余白を消す
(ここはおまけです。必要な人は設定してください。) この操作は実際にヘッダー画像を設定してからでも大丈夫です。(そのほうがわかりやすいかもしれません)。 ヘッダー画像のまわりに発生する余白の削除です。 ここの部分です(^^)、気になる場合は消せませす。

これをコピー ↓↓↓↓↓↓↓↓
/*———————————
メインの余白を消す
——————————–*/
.main {
width: 100%;
padding: 0;
}
/*———————————
エントリーコンテンツのマージンを削除
——————————–*/
.entry-content {
margin: 0;
}
貼る場所の説明は省略しますが、「カスタムcss」の欄の続きに貼り付けます。
結果は以下です。ヘッダー画像の余白がなくなりました。
*私のように背景に色を付けている場合は白く抜けると気になるので、この方がGood!だと思います。
